各種検査
マンモグラフィ検査(乳房X線検査)
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乳房にX線を照射し撮影する検査です。しこりや石灰化(カルシウムの沈着)などで癌を可能性を判定します。マンモグラフィ診断で乳癌の可能性はカテゴリ1から5に分類され、カテゴリ3以上は超音波などの画像診断、さらに病理診断として細胞診や針生検が必要となります。
超音波検査(エコー検査)
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超音波装置を使用する検査です。X線と異なり、体への影響はありません。
【乳腺超音波検査】マンモグラフィと比べて、しこりは発見しやすいですが、石灰化は見つかりにくいとされています。乳癌の可能性がある場合、細胞診や針生検による病理診断が必要となります。
【腹部超音波検査】肝臓や胆のう、腎臓などの実質臓器の検査に用いられます。
細胞診検査
(穿刺吸引細胞診)超音波検査をしながら注射針をしこりに刺し、針の中に細胞を吸引し、吹き付けたスライドグラスを用いて顕微鏡で観察する検査です。生検に比べ簡便に行える反面、精度は生検に比べやや劣るため、診断がつきづらい場合は針生検を追加することがあります。
組織診検査
(乳房針生検)超音波検査をしながら、局所麻酔後にやや太めの針をしこりに刺し、組織の一部を採ってくる検査です。細胞診と異なり、組織が採取されますので、診断の精度は高くなります。さらに、乳癌細胞の性質を免疫組織化学染色という方法でより詳しく調べることができます。
組織診検査
(吸引式針生検)太めの針で吸引して生検することにより、コア針生検より多くの組織を採取することができ、また小さなしこりや硬いしこりも比較的安全で確実に採取することができます。
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 血液検査